解決事例

CASES

昇華物(バインダー)の除去

お客様のお困りごと

昇華物(バインダー)をうまく除去したい。

CASES
  • ポリイミド樹脂(Pi)、有機膜の焼成や、ポリイミドのイミド化で焼成炉を使っているケース
  • ・焼成時、シャッターや炉口部分にヤニ状の昇華物が付着して、パーティクルの原因となっている
    (パーティクルの発生 歩留まり低下)
  • ・フレキシブル基板プロセスでイミド化する際に大量の昇華物が発生しメンテが大変 (メンテナンス)
  • ・タッチパネルプロセスで感光性ペーストからの昇華物が多い
  • ・排気エアーに含まれる不純物質を除去して環境に配慮したい

解決

昇華物(バインダー)はバインダートラップ(簡易除去構造)にて冷却固化させ、除去できます。

CASES 博士
  • ご提案内容<バインダートラップの使用 オプション>
  • ・特許番号: 3961912 号技術である炉内の雰囲気制御の縦型多段方式の排気系統にバインダートラップ追加
  • ・特許番号: 3614748 号技術である炉内のシール性能を高め、炉内で発生する昇華物を効率よく炉外へ排出
  • ・各排気経路配管には、保温ヒータ(マントルヒータ・ジャケットヒータ)を設置し、昇華物が固化しない温度( 100℃ 120℃120℃)以上に保ち昇華物をバインダートラップへ誘導します
  • ・集めた排気ガスはバインダートラップ内で冷却し、気体中の昇華物(不純物質)を固化します
  • ・固化した昇華物は、定期メンテ時に簡単除去出来る構造です(操業中もメンテ可能に出来る 2 重化も可能です)
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昇華物(バインダー)の付着低減

お客様のお困りごと

昇華物(バインダー)の清掃に手間が掛かる為、炉内マッフルに昇華物(バインダー)を付着させたくない。

CASES
  • ・清掃をしないとバインダーが垂れて、ワークに悪影響を及ぼす。

解決

特殊加工を施した炉内マッフルにて昇華物(バインダー)の付着を低減できます。

CASES 博士
  • ・ナノレベルの平滑性と耐食性、及び防汚性を付加する事で、 バインダーのマッフル内部への付着を低減し、炉のメンテナンス性、生産性を向上、御社の品質、歩留まり向上に貢献します。
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省スペース化

お客様のお困りごと

横型の焼成炉が大きく、設置面積を小さくしたい。

CASES
  • ・ガス加熱では、排気ロスが多く無駄なエネルギーが発生するので加熱効率が低い
  • ・通電加熱では、部品形状によって部品内の温度バラツキが発生する
  • ・不具合が発生した場合などに装置の稼働を止めたくない
  • ・加熱炉だけでなく部品の搬送(投入 取出)も提案して欲しい
  • ・条件出しや、評価のために実際に加熱実験を行いたい

解決

縦型多段構造にて設置面積を小さくできます。

CASES 博士
  • ・加熱効率の高い薄型面状遠赤外線ヒーターを使用します
  • ・部品に対して遠赤外線を均一に放射して加熱します (遠赤外線加熱、 IR 加熱)
  • ・各段が独立チャンバー構造で使用段の選択が自由に出来ます・搬送機(投入 取出)を含めたライン提案をいたします
  • ・弊社にて評価用実験炉をご用意しております
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金型予熱方式の改善

お客様のお困りごと

複雑な形状の金型を均一に予熱し、安全管理したい。

CASES
  • ・金型の温度バラつきをなくしたい
  • ・ガスバーナーによる加熱では、金型温度や時間は職人の勘に頼っている・ガスバーナーの音がうるさい
  • ・ガスを使用するので爆発や火災の危険があるため、安全確保のための保安員が必要となる

解決

金型形状に沿ったヒーターにて金型を均一加熱し、電気制御にて安全管理できます。

CASES 博士
  • ・遠赤外線を均一に放射して加熱します(ガスバーナーは局部加熱
  • ・温度調節器による温度管理(緻密な温度制御)といたします
  • ・タイマー運転による自動運転が出来ます
  • ・エネルギー源は電気のみです
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鍛造ビレットの均熱化

お客様のお困りごと

誘導加熱で高速加熱したいが、均一にも加熱したい。

CASES
  • ・誘導加熱の加熱エネルギー効率には限界がある(50〜55%)
  • ・チョコ停止時などで発生する焼ざまし・消費エネルギーのムダを削減したい
  • ・生産性や作業効率を改善したい

解決

誘導加熱と遠赤外線加熱(IR)のハイブリッド加熱方式で高速且つ、均一な加熱ができます。

CASES 博士
  • ・遠赤外線加熱には加熱エネルギー効率、放射率が高く均一加熱に最適な遠赤外線加熱ヒーターを使用します
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鋳造湯口の温度低下対策

お客様のお困りごと

鋳造湯口部を安定した温度で保ちたい。

CASES
  • ・湯口部の温度が低いと、成形後、湯口部に材料の塊が付き、手作業で剥がさなければならない
  • ・湯口部の限られた小さなスペースに取り付けられる保温手段がほしい
  • ・600℃程度の高温で保温できるものがほしい

解決

鋳造湯口部に沿ったヒーターにて安定した温度を保つことができます。

CASES 博士
  • ・遠赤外線を均一に放射して加熱します (最高使用温度 700〜1000°c)
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チタン・アルミ材温間成形の生産性向上

お客様のお困りごと

搬送中のワーク温度を下げたくない。

CASES
  • ・プレス機へワーク・金型の搬送作業が出てしまう
  • ・搬送時間が長く生産性が低い

解決

高速搬送機構にて搬送中のワーク降温を低減できます。

CASES 博士
  • ・1 秒~ 2 秒で加熱炉からプレス機まで搬送できるので、金型加熱の必要が無い
  • ・ワーク加熱からプレス成形まで自動化できる
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高温・高出力な小型ヒーター

お客様のお困りごと

高温・高出力なヒーターで細やかな分割加熱がしたい。

CASES
  • ・応答性のより速いヒーターを使用したい。
  • ・断熱材レス高温ヒータで準クリーンに使用したい。

解決

高温・高出力且つ、小型・軽量ヒーターにて細やかな分割加熱ができます。

CASES 博士
  • ・当社初の小型・高温・高出力ユニットヒーター
  • ・細かな温度ゾーン設定が可能
  • ・当社独自高放射コーティング 『 赤塗り 』 による効率的な遠赤外線加熱が可能
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Test evaluation

当社独自の遠赤外線ヒータを使用した、
お客様の生産性向上・コストダウン・環境改善などにつながる用途・提案事例を集めました。

ワイエイシイデンコーは、予算に合った試験評価を提案させて頂きます。

試験評価についてはこちら

Case studies

クリーンな熱源と⾔えるユニークな製品をエレクトロニクス分野、液晶ディスプレイ産業をはじめ⾃動⾞産業や医療業などの分野にも幅広く提供し確かな実績を築いております。

遠赤外加熱の用途

プロセス用途の実例

プロセス用途 使用温度 使用雰囲気
樹脂硬化 0~250℃ エアー Air
高温ハンダ付け 300~600℃ 窒素・水素 N2・H2
グレーズ 300~500℃ 窒素 N2
磁気ヘッドガラスボンディング 400~600℃ 窒素 N2
厚膜ペーストの乾燥 100~200℃ エアー Air
厚膜ペーストの焼成 500~1000℃ エアー・窒素 Air・N2
高温ロー付け 700~1000℃ 窒素・水素 N2・H2
セラミックコンデンサー 700~900℃ 窒素 N2
金属膜焼付け 900~1000℃ 窒素 N2