製品情報

自動車用ホットプレス加熱装置  MHシリーズ

自動車骨格部品の軽量化に貢献するホットプレス(ホットスタンプ/ダイクエンチ/プレスハードニング)用遠赤外線加熱装置です。
自動車の衝突安全性と軽量化の相反する要求に応える新技術であるハイテン鋼(高張力鋼)ホットプレス材の高効率加熱を実現します。
当社ホットプレス用遠赤外線加熱装置は、従来の横型加熱炉のように大きな床面積を必要としない縦型多段式を採用し、省スペースとエネルギー効率を高めエネルギーコスト低減に貢献します。

特徴

均一加熱:当社独自の加熱効率の高い薄型の面状遠赤外線ヒータを用い、均熱性に優れ材質、形状に関わらず温度むらの少ない温度制御が可能です。
急速加熱:メッキ材(t1.6):900℃到達時間  170秒
裸材(t1.8):900℃到達時間  120秒
高効率:ガス加熱と比べ加熱効率60%以上でCO2排出量も少ない優れた環境性能の装置で、エネルギーコストも40%程度低減できます。(評価用多段炉において)
省スペース:縦型多段加熱炉構造により、従来の横型加熱炉の1/3 以下の省スペース化により工場面積の削減に貢献いたします。
多様性:試作機から量産機まで、各種ワークサイズへの対応が可能です。
冗長性(スキップ運用):使用段の選択が可能で稼働を止めることはありません。
安全性:ガス炉のような爆発の危険がなく、電気制御によるインターロックにより安全です。
静音性:ガス炉に比べ圧倒的に静かでクリーンな環境を提供いたします。
ライン提案:加熱装置へのワーク投入/取出し用に高速搬送可能なロボットを含めた、ライン提案もいたします。ライン提案によりお客様の導入・検討時の負荷を低減し、コスト削減にも貢献いたします。

用途

自動車の衝突安全部品(Aピラー、Bピラー、セイフティービーム、センターピラー、バンパーなど)
自動車の骨格部品(ホワイトボディーのコモンモジュール設計に)

ホットプレス加熱装置のご紹介

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