製品情報

ハイブリッド化による次世代加熱技術。
誘導(IH)加熱や遠⾚外線(IR)加熱の⽋点を補完するため両加熱⽅式の利点を⽣かしたハイブリット加熱化を⾏い、従来不可能であった20%以上の効率向上を達成

特徴

従来技術

従来技術の説明、課題・弱点等鍛造加工の前工程である材料加熱においては、高速加熱が可能な誘導加熱炉を用いるのが一般的、しかし温度均一性やエネルギー効率に限界がある。
①従来技術の課題・弱点
*誘導鍛造加熱炉の熱効率:50~55%
[加熱温度の均一制御や周波数変換効率に限界あり加熱効率の向上に課題があった。]
*直接通電する抵抗加熱効率:70~80%
[加熱温度の均一性や外形(径)面性状の悪い鍛造用切断材料には適用が難しい。]
②川下製造メーカの抱える課題及びニーズ
*鍛造製品のコスト削減(ムダの削除)
*鍛造製品の量産品質向上
*品質を具備しながら生産量変動に迅速・フレキシブルに対応できる供給システム

新技術

新技術の説明、成果・効果等加熱効率の高い、高放射率・遠赤外線(IR)加熱(熱効率:60~70%)を有効に鍛造加熱に活用する加熱技術、新しい誘導加熱と遠赤外線加熱の複合炉(ハイブリッド加熱装置)の開発、そして鍛造加熱システムの開発を行った。
①鍛造加熱エネルギー効率成果[効果]
省エネルギー化開発したハイブリッド加熱装置は、従来比20%省エネ化が可能。またCO2排気量を36,200ton-CO2/y削減。
②チョコ停時や操業開始時のムダ削減成果[効果]
ロス削減チョコ停時、操業開始時の焼ざまし量削減を行うことで、従来15%発生しているロスを2%以内に抑制。

参考データ

用途

熱間鍛造、ビレット加熱など